
「雪は天から送られた手紙である」冬を迎えるとこのロマンティックなフレーズはよく目にします。
このコトバは1930年北海道大学に赴任し、雪の結晶の美しさに魅せられ生涯、雪の研究を続けた中谷 宇吉郎博士のコトバなのです。
雪の結晶の研究のために冬の間、十勝岳の山小屋にこもり、雪の結晶の顕微鏡写真を撮りつづけるなかで、雪の結晶のカタチははるか天空から地上まで落ちてくる間に成長し、あの美しい六角形になることを発表しました。
「雪の結晶は上空で核となる部分からだんだん手足を伸ばすように枝をひろげて成長します。
つまり上空から地上に降りるまでの気象条件や大気の影響でそのカタチが決定されるので、逆をいうと結晶の形を見れば、上空の気象状況を予測できるのです。
雪の結晶は、天から送られた手紙であるということができる。
そして、その文句は結晶の形および模様で書かれているのである」と記しているのです。
中谷博士は、研究というのは学者だけのものではなく、ひろく人々にわかってもらうことで、又新しい展開の道が開かれることになるという哲学から、当時の学者があまりやらなかっただれにもわかるやさしい言葉で多くのエッセイを残しています。
「雪は天からの送られた手紙である」のフレーズも雪と共に生涯を過ごし、世界で初めて雪氷学という新しい学問のジャンルを拓いた博士ならではの雪への気持ちがあふれているのです。
冬の寒さはピーク。カラダを温める機能をより高めるためにカラダは、腎の働きをより活発にして熱をつくりつづけています。
私たちは、カラダの熱を逃がさないために、手をにぎり手首やヒジを曲げ、肩甲骨をあげ、首を亀のようにすくめ腰をかがめ歩幅をせまくしてカラダ全体が緊張してこわばった状態になり冷えも進行します。
冷えによる胃腸の消化機能が低下しているうえに、年末年始から始まった食べすぎ、飲みすぎで胃腸の負担もつづき、胃腸が張り、背中がこわばり首コリ、肩コリがおこってきます。
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カラダを芯からあたため、腎の機能をよりめざめさせます。ながびく風邪、ながびくセキ、痰が切れないなどにも有効
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[ツボのとり方]
内くるぶしの真下にあり、押すと痛みを感じるくぼみが照海です。 動画をみる -
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せんねん灸の奇跡 レギュラー
もぐさを炭化することでお灸効果はそのままに火をつけてもせんねん灸オフシリーズ(当社従来品)に比べ煙のでないお灸です。寒く閉めきっ たお部屋でも気軽に使えます。しかも温熱効果が長くなりました。冷たい足におすすめです。
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- カラダ全体の緊張、こわばりをほぐします。「血」のめぐりをよくし、腎の働きを助けます。胃腸の働きを改善し、胸のつかえを緩和します。胃腸の不調からはじまる風邪予防、緩和にも有効
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[ツボのとり方]
手のひらを上にして、手首にできる横じわ線上の中央が大陵です。 動画をみる -
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せんねん灸 レインボー
台座にくぼみをつけ温熱がやさしく伝わります。さらに和紙をつけることでお肌の負担が一層軽くなりました。比較的皮膚の薄いツボにおすすめです。
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カラダの熱を作る働きを高めます。
部分的に水が溜まって、むくみが増えてくるとカラダは冷えやすく温まりません。カラダの余分な水を外に出して、さらにカラダを温めます。
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[ツボのとり方]
まずヒジの高さを確認します。
ヒジと同じ高さで背骨の両脇を親指で押して気持ちよく感じるところが腎兪です。
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くび、肩、ヒジ、手くび、背骨、股関節、ひざ、足くびなど全身の関節をゆるめます。固くなっていた関節がゆるむとともに、かたよっていた熱を全身にめぐらせます。
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[ツボのとり方]
両手親指を腰骨のきわにあて、そのまま背骨にむかってスライドしていきます。両手親指と背骨があたったところで、背骨と背骨のあいだのへこみが腰陽関です。
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カラダの熱を作る働きを高めます。
部分的に水が溜まって、むくみが増えてくるとカラダは冷えやすく温まりません。カラダの余分な水を外に出して、さらにカラダを温めます。
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[ツボのとり方]
内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみが太渓です。
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ねぎ
ねぎの薬膳的効能は「気・血」のめぐりを改善してカラダを温め、発汗を促し、悪寒を取り除いて解熱、節々の痛みや頭痛を解消します。又、胃腸の働きを高め、消化不良を改善します。独特のにおいと辛味の元のアリシンは疲労を回復し、免疫を高めます。
香り成分ネギオールは、抗菌作用、抗ウイルス作用があり冬に多い風邪を予防します。
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乳製品
牛乳はカラダに水をひき留めるため、人によっては冷え、むくみの原因になります。
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白砂糖
むくみやすくなるため、カラダが冷えている人は砂糖のとりすぎに気をつけて。
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酸化コレステロールが多く含まれる食材
血を汚し、血行を悪くします。インスタントラーメンの麺、加工肉食品、長期保存の焼き菓子など。
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冷たい物
冷たい物(氷入りの飲み物、食べ物、ビールなど)のとりすぎは、消化器官を冷やし冷えを悪化させます。
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ごぼう・大根
ごぼうは食べすぎるとカラダを冷やします。ごぼう茶も控えめに。
大根おろしは、食べすぎると冷えがすすみます。加熱したり、切り干し大根はOKです。
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湯たんぽ
ヒトは眠りにつくと深部体温がさがり始めます。
湯たんぽは入れた時はあつく、ふとんをぬくぬくにして、カラダをあたため眠りを誘います。そして眠りが深くなる頃には自然に温度がさがり始め、睡眠時の体温の低下のじゃまをしないため熟睡できます。だから今も湯たんぽの人気はたえないのです。(湯たんぽは寝る時はカラダに直接あてないように)