2月という月

風光る

如月 / 衣更着 / 梅見月 / 令月

光る風 春一番 梅香る

2月に入り暦の上では立春を迎えましたが、寒さはまだまだきびしい日々が続いています。
しかし、昼の時間はめっきり長くなり、光も強くなってきましたが、気温は急には暖かくなるからです。
冬の間きびしい寒さで冷え込んだ大地があたたまり、気温が上昇するのは一ヶ月以上も遅くなってからです。

ヒトはこの季節の移り変りを知る手だてとして昼が最も短くなる日を冬至とし、昼の長さが最も長くなる日を夏至とし、そしてそれぞれの中間に春分と秋分を置きました。
四季の始まりです。

この天文学的な季節の区分によると、今年は春は3月21日頃、夏は6月21日頃、秋は9月23日頃、冬は12月22日頃からとなりますが、古代中国では、春分 夏至 冬至 冬至をそれぞれの季の中間に位置づけたため、季の始まりとして立春 立夏 立秋 立冬を置きそれぞれの季のスタートとしてきました。
それが日本に伝えされたため、まだ寒さの残る2月3日が今年は暦の上では立春、春の始まりとなっているのです。

この一か月の季節のズレこそが、日本人のこまやかな季節への感性を育くみ、きびしい寒さの中にもかすかな春の気配を見つけ春を待つ気持ちの支えとしてきたのです。

♪春は名のみの 風の寒さや谷のうぐいす 歌は思えど時にあらずと …♪

2月の冷え

立春を迎え、厳しい寒さの中にも少しずつ春の気配を感じられるようになります。
この「春の気配」をもっとも敏感に察知するのが皮膚、粘膜です。
「春の気配」を感じると、寒さから身を守るために、熱が逃げないよう緊張して張り詰めていた皮膚や粘膜がゆるみはじめます。
毛細血管が開き、血行が活発になってきます。カラダに熱のかたよりがなければ、自然と手や足の皮膚温も上昇してくるのですが、春が近づいても手足が冷えたままですと、 気温が上昇した分、さらに熱が顔や頭にあつまり「ほてり」「のぼせ」が強くなります。その結果、目と鼻の粘膜から熱を逃がそうと毛細血管がさらに開きますが、この時、花粉やほこりなどで粘膜が刺激を受けると、涙が流れたり、鼻水やくしゃみが止まらなくなったりしてつらい思いをするのです。
「花粉症」「鼻炎」も、その原因は「ほてり」「のぼせ」なのですが、東洋医学において粘膜の状態を整えるのは、胃腸の働き、つまり消化器の働きと考えられています。

2月の「冷え」のツボ

  • 陥谷(かんこく)
    胃腸の働き(消化器の働き)を高めて、粘膜の状態を整えます。足を温め、顔の「ほてり」、頭の「のぼせ」、手足の冷えを緩和します。

    [ツボのとり方]
    足の指を折り曲げ、第2趾と第3趾の骨の付け根にある関節の出っぱりから足首よりのくぼみが陥谷です。

    陥谷(かんこく)の場所 動画をみる

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    せんねん灸オフ レギュラーきゅう 伊吹
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    せんねん灸の人気商品。標準的な温熱レベルです。「せんねん灸オフソフトきゅう竹生島」「せんねん灸レインボー」の商品をお使いいただいている方で、部分的に温熱がもの足りなく感じるという場合にもおすすめです。

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  • 合谷(ごうこく)
    胃腸の働き(消化器の働き)を高めて、粘膜の状態を整えます。手を温め、首コリをほぐして、顔の「ほてり」、頭の「のぼせ」、手足の冷えを緩和します。

    [ツボのとり方]
    親指と人さし指の骨がまじわったところから、やや人さし指よりのへこみが合谷です。

    合谷(ごうこく)の場所 動画をみる

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    せんねん灸オフ ソフトきゅう 竹生島
    せんねん灸オフ ソフトきゅう 竹生島

    万能のツボといわれている合谷のツボは、おだやかな温熱が特長のソフトきゅうがおすすめです。また熱さを感じやすい方、皮膚の弱い方、敏感肌の方のご使用にもおすすめ。

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冷え性緩和の基本のツボ

  • 熱を作る力が弱い 腎兪(じんゆ)
    カラダの熱を作る働きを高めます。
    部分的に水が溜まって、むくみが増えてくるとカラダは冷えやすく温まりません。カラダの余分な水を外に出して、さらにカラダを温めます。

    [ツボのとり方]
    まずヒジの高さを確認します。
    ヒジと同じ高さで背骨の両脇を親指で押して気持ちよく感じるところが腎兪です。

    腎兪の場所 動画をみる
  • 全身へ熱を行きわたらせる働きが弱い 腰陽関(こしようかん)
    くび、肩、ヒジ、手くび、背骨、股関節、ひざ、足くびなど全身の関節をゆるめます。固くなっていた関節がゆるむとともに、かたよっていた熱を全身にめぐらせます。

    [ツボのとり方]
    両手親指を腰骨のきわにあて、そのまま背骨にむかってスライドしていきます。両手親指と背骨があたったところで、背骨と背骨のあいだのへこみが腰陽関です。

    腰陽関の場所 動画をみる
  • 全身へ熱を行きわたらせる働きが弱い 太渓(たいけい)
    カラダの熱を作る働きを高めます。
    部分的に水が溜まって、むくみが増えてくるとカラダは冷えやすく温まりません。カラダの余分な水を外に出して、さらにカラダを温めます。

    [ツボのとり方]
    内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみが太渓です。

    太渓の場所 動画をみる
  • 3つのツボにおすすめ商品

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    火を使わずはるだけで気持ちよい温熱効果が約3時間。
    衣服の下にはり、そのまま外出もできるので大変便利なお灸です。

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監修:せんねん灸 お灸ルーム 鍼灸師

2月の「冷え」コラム

2月の冷えコラムイラスト

熱をはこぶ毛細血管

冷えは「熱がつくれない」「熱をうまく運べない」ことといわれますが、熱をつくるためには、運動して筋肉を増やすとか、カラダをあたためる食べものとか、自律神経をととのえるなどさまざまな熱をつくる手だては良くいわれますが「熱をはこぶ」ことについてはあまり注目されてきませんでした。

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冷えとり薬膳

冷え症に良い食材 羊肉
OKの食材
羊肉 薬膳では、冬になると冷え解消のために羊肉の料理を食べます。カラダのエネルギーを宿す臓器「腎」をチャージし、血行を良くする働きがあります。
脂肪燃焼を促すL-カルニチンや貧血を防ぐ鉄分も豊富。またタンパク質が豊富で、ダイエットにも効果的と冷え改善以外にも、うれしい効果がたくさんあります。最近は飼料の工夫で匂いを抑えた羊肉が主流。スパイスで調味しておいしく食べましょう。
NGの食材
  • 乳製品

    乳製品

    牛乳はカラダに水をひき留めるため、人によっては冷え、むくみの原因になります。

  • 白砂糖

    白砂糖

    むくみやすくなるため、カラダが冷えている人は砂糖のとりすぎに気をつけて。

  • 酸化コレステロールが多く含まれる食材

    酸化コレステロールが多く含まれる食材

    血を汚し、血行を悪くします。インスタントラーメンの麺、加工肉食品、長期保存の焼き菓子など。

  • 冷たい物

    冷たい物

    冷たい物(氷入りの飲み物、食べ物、ビールなど)のとりすぎは、消化器官を冷やし冷えを悪化させます。

  • ごぼう・大根

    ごぼう・大根

    ごぼうは食べすぎるとカラダを冷やします。ごぼう茶も控えめに。
    大根おろしは、食べすぎると冷えがすすみます。加熱したり、切り干し大根はOKです。

監修:薬膳料理 阪口珠未(さかぐち すみ)

冷えとりグッズ

冷えとりグッズ 生姜入りハンドクリーム

生姜入りハンドクリーム

生姜は、漢方薬の70%にも用いられてるほど、その薬効の範囲はひろくなかでも血のめぐりをよくする働きは生姜なくして漢方は成立しないといわれるほど。
生姜入りハンドクリームもそのひとつ。
めぐりをよくし、保湿効果も高くお肌をしっとりしてくれます。

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