5月という月

みどり したたる

皐月 早苗月 五月雨月 菖蒲月

木の芽流し 青田 夏つばめ

とりどりの木々の緑が野を埋め、林を埋め山を埋める五月、芽ばえたばかりのやわらかく、みずみずしい若緑が、その色を競いあうかのようにあふれてきます。
「卯月ばかりの若楓 すべて 万の花・紅葉にもまさりて めでたきものなり」と徒然草に兼行法師によって、たたえられた若楓の手の切れるような細い葉先の繊細な美しさ、若葉が生き生きと風にゆれる葉桜、そしてすべすべとした柿若葉、木々の数だけ表情の違う若葉は五月の日ざしを受けて日一日たくましくその緑の色を濃くしていきます。
葉桜の若葉は塩漬けにして桜餅に、柿若葉は柿の葉ずしに、ほかにも柏の葉、サルトリイバラなど若葉はその抗菌力とみどりのほのかな香りから食べ物を包むのに用いられてきました。やわらかくて、食べ物をつつむ役割だけでなく、その目にしみるような緑のみずみずしさで若葉には夏の訪れを知らせてくれる役割もあるのです。

5月の冷え

今年は新型コロナウイルスの蔓延によって、世界中の人たちが余儀なく自宅で過ごしています。
4月以降外出控えによる運動不足が原因で、筋肉からつくられる熱量が少なくなり、カラダ全体が冷える傾向に。

心臓のポンプ作用で全身に送り出された動脈血は、手先、足先で静脈血となり心臓へ向かって戻っていきます。静脈血はカラダを動かすことによって生まれる筋肉のポンプの働きで心臓に戻るため、運動不足は意外にも心臓への負担を増やすのです。

とくに、ふくらはぎの筋肉は静脈血を心臓まで押し上げるポンプの主役となるため、ふくらはぎは第2の心臓と言われるのです。ふくらはぎが活発に動けば静脈血の流れも良くなり、カラダのむくみが軽減して冷えもやわらぎます。

自宅での生活は座っている時間も長くなりますので、かかと上げをするなどしてふくらはぎの筋肉を意識的に動かしましょう。

■5月の冷え対策
自宅にいる時間が長いので・・・股関節も硬くなります。股関節を中心に、大腿四頭筋、大臀筋、腸腰筋など大きい筋肉を意識的に動かしましょう。一日の熱量の6割は、筋肉の運動でつくられます。だから冷え改善に運動は欠かせないのです。効果的な運動はスクワットです。正しいスクワットで熱を効率良くつくりましょう。

新型コロナウイルス感染予防で外出の我慢がつづくと、精神的な緊張からイライラしやすく、一緒にいる大切な人にやり場のない気持ちをぶつけてしまうこともあるかもしれません。現代の冷え症の原因として第一にあげられる「心の冷え」の改善には、とにかく笑いましょう。

面白くなくても「表情筋の運動」だと思って「笑いの表情をつくる」と、全身の筋肉の緊張、こわばりがゆるみます。トップアスリートが試合前に意識的に「笑いの表情」をつくって、緊張をほぐしている場面、テレビで見たことがあるかもしれません。

表情筋をたくさん動かすこともカラダが温かくなってくるのです。

5月の「冷え」のツボ

  • 行間(こうかん)
    外出自粛でスマホやパソコンを使う時間が増え、頭や目が疲れていませんか
    「我慢」がつづき、ココロの疲労が蓄積し、のびのびしない、息がつまることにもなります。
    頭や目に集中している熱をさまし、下半身とくに足の血液の循環を促し「冷えのぼせ」の改善に
     

    [ツボのとり方]
    足でグーをします。足の甲で足の親指と人差し指の付け根、両指の骨のあいだにできるへこみを押して痛みを感じるところが行間です

    行間(こうかん)の場所

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    せんねん灸オフ ソフトきゅう 竹生島
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    足の甲は比較的温かさを感じやすいため、おだやかな温熱が特長のソフトきゅうがおすすめです。温熱を感じない時は、一日3つまで温熱を感じるまで毎日続けましょう。

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  • 内関(ないかん)
    運動不足がつづくと血のめぐりがとどこおり、心肺機能への負担が増えてきます。
    精神的緊張がつづくと首から肩にかけての筋肉が縮み、息がつまり呼吸も浅くなってきます。そして、横隔膜の動きも小さくなるために、胃の運動不足もおこり「冷えのぼせ」の症状も強くなります。胸から胃にかけての不調の改善におすすめ。

    [ツボのとり方]
    手首の曲がりジワに小指をおき、指幅3本そろえて人さし指があたっているところ、腕の幅の真ん中が内関です。

    内関(ないかん)の場所 動画をみる

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    せんねん灸 香りセレクト4
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    皮膚のうすい内関のツボは良質のもぐさでやさしい温熱のせんねん灸 香りセレクト4がおすすめ。緊張している時は、呼吸も浅くくだもの、はな、緑茶、香木の天然成分の香りで深呼吸 ココロもカラダもリラックスしていただけます。

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冷え性緩和の基本のツボ

  • 熱を作る力が弱い 腎兪(じんゆ)
    カラダの熱を作る働きを高めます。
    部分的に水が溜まって、むくみが増えてくるとカラダは冷えやすく温まりません。カラダの余分な水を外に出して、さらにカラダを温めます。

    [ツボのとり方]
    まずヒジの高さを確認します。
    ヒジと同じ高さで背骨の両脇を親指で押して気持ちよく感じるところが腎兪です。

    腎兪の場所 動画をみる
  • 全身へ熱を行きわたらせる働きが弱い 腰陽関(こしようかん)
    くび、肩、ヒジ、手くび、背骨、股関節、ひざ、足くびなど全身の関節をゆるめます。固くなっていた関節がゆるむとともに、かたよっていた熱を全身にめぐらせます。

    [ツボのとり方]
    両手親指を腰骨のきわにあて、そのまま背骨にむかってスライドしていきます。両手親指と背骨があたったところで、背骨と背骨のあいだのへこみが腰陽関です。

    腰陽関の場所 動画をみる
  • 全身へ熱を行きわたらせる働きが弱い 太渓(たいけい)
    カラダの熱を作る働きを高めます。
    部分的に水が溜まって、むくみが増えてくるとカラダは冷えやすく温まりません。カラダの余分な水を外に出して、さらにカラダを温めます。

    [ツボのとり方]
    内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみが太渓です。

    太渓の場所 動画をみる
  • 3つのツボにおすすめ商品

    火を使わないお灸 太陽
    火を使わないお灸 太陽

    火を使わずはるだけで気持ちよい温熱効果が約3時間。
    衣服の下にはり、そのまま外出もできるので大変便利なお灸です。

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監修:せんねん灸 お灸ルーム 鍼灸師

5月の「冷え」コラム

5月の冷えコラムイラスト

5月の冷え

若葉が薫るさわやかな5月
好天つづきの気候にもかかわらず5月を迎える頃になると疲れがとれない、気分がすぐれないなど体調をくずす人がでてきます。

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冷えとり薬膳

冷え症に良い食材 しょうが
OKの食材
しょうが 最も古くから使われてきた薬用食材。しょうがはカラダを温めるなどさまざまな働きがあります。
薬膳では生の生姜と蒸して乾燥させた乾姜の2種類があります。
生の生姜は、体表の邪気を発散させ風邪を治す、胃腸の働きを高め消化を促進するなどの働きに優れており、乾姜は、カラダの内側を温めて頑固な冷えを解消する働きがあります。
現代栄養学では、乾姜の成分「ショウガオール」には、血管を拡張させ血行を促進し、全身を温める働きがあります。又冷えからくる肩コリや痛みにも効果が期待できます。
まだまだ寒い日もあるこの時期、しょうがをいろいろな料理に役立てて、冷えを解消しましょう。
NGの食材
  • 乳製品

    乳製品

    牛乳はカラダに水をひき留めるため、人によっては冷え、むくみの原因になります。

  • 白砂糖

    白砂糖

    むくみやすくなるため、カラダが冷えている人は砂糖のとりすぎに気をつけて。

  • 酸化コレステロールが多く含まれる食材

    酸化コレステロールが多く含まれる食材

    血を汚し、血行を悪くします。インスタントラーメンの麺、加工肉食品、長期保存の焼き菓子など。

  • 冷たい物

    冷たい物

    冷たい物(氷入りの飲み物、食べ物、ビールなど)のとりすぎは、消化器官を冷やし冷えを悪化させます。

  • ごぼう・大根

    ごぼう・大根

    ごぼうは食べすぎるとカラダを冷やします。ごぼう茶も控えめに。
    大根おろしは、食べすぎると冷えがすすみます。加熱したり、切り干し大根はOKです。

監修:薬膳料理 阪口珠未(さかぐち すみ)

冷えとりグッズ

冷えとりグッズ 腹巻パンツ

腹巻パンツ

すごしやすい季節を迎え、薄着の季節になりました。
でも、まだまだ肌寒い日もあります。
カラダの中でかくれていても意外に冷えているのがお腹まわり
しめつけずに保温できる「腹巻パンツ」がお役立ちです。
素材はいろいろありますが、うすくてトップスにひびかない、あたたかくて機能的なものもあります。
薄着の季節の今だからこそ、お役に立つアイテム
ほんのり快適にあたためましょう。

冷え暦

  • 1月
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