冷え暦12ヶ月

積冷

冷えは積もる 降る雪の如く

冷え暦(ひえごよみ)12ヶ月 積冷(しゃくれい)

9月という月

赤とんぼ 舞う

長月 仲秋 月見月 秋彼岸

渡る風 そばの花 秋日和

次々と発生する発達した雨雲が列をなして、同じ場所に停滞したり、次々と通過することで雨が降りつづく線状降水帯が長期間、日本列島に居すわったため記録的な長雨となった今年の夏の後半。
 
たまにほんのすき間のような晴れ間に出逢った時、見上げる青空はまぶしいばかりに新鮮でした。
 
晴れた天気をあらわすコトバに「日和」があります。
「いい日和」ときくと、思わず空を見上げたくなるような気持ちにさせる、この「日和」というコトバは遠い昔、まだ日本に文字がなかった時代、日本人が語っていた「やまとことば」なのです。
 
一語一語に意味があり、どこか響きがやさしく、コトバがストーンと相手に伝わるといわれる「やまとことば」には天気をあらわすコトバとして、風光る、淡雪、花冷え、たそがれ、小春日和などたくさんあります。
 
コトバというのは、時代とともに変化して使われることも多いですが、1000年をはるかにこえて、今も使われている「やまとことば」は今、私たちが使うコトバの中にも、心待ち、お心づくし、ほんのしるし、心にかけるなどコミュニケーションをスムーズにするコトバとして使われています。
 
今私たちが使う漢字というのは文字そのものが意味をもっていますが、「やまとことば」の使われていた時代。自分の気持ちを相手に伝えるために、相手の気持ちにも心をくばり話すことで独得のやさしい響きを生んできたのです。
 
九月といえば台風の季節ではあっても、秋は秋、やがて「秋日和」の日々がつづくのです。

9月の冷え

■秋の特徴
秋は空気が乾燥し、徐々に気温が下がり、涼やかな風が流れるようになってきます。
空気が乾燥するともっとも敏感に反応するのが呼吸器です。
呼吸器は他の内臓と異なり、直接空気と接するため、空気の湿り気具合によって敏感に左右されます。

東洋医学では肌表面のうるおいは呼吸器の好不調が反映されます。
冷え症の自覚で多い「肌寒さ」「手足末端の冷え」はカラダを温めるはたらきのうち、呼吸器による肌表面のうるおい機能が低下していることによります。
気温が温かいと手足も温かいけれど、気温が低くなるにしたがって手足の冷えが出てくるタイプは呼吸器のはたらきが弱いとも言えるのです。

■9月の特徴
9月は残暑が厳しく、夏を引きずっている方も多いはず。
胸からのどにかけて熱がこもっている(からぜきが出る)
それを解消したいため「のどごし」が良いもの、冷たいものを飲んだり、食べたりしてしまう(自覚していない方が多い胃腸の冷え)

生もの、冷たいものの飲食は、いわゆる「のどごし」の良さが気持ちよく、9月になっても日中の気温が高いとつい欲しくなるもの。
でも、胃腸が冷えると胸からのどの熱が強くなるという悪循環におちいります。
気温は徐々に低くなっていますから汗をかく頻度は少なくなっています。

冷え症の人はもともと「水分を排出するはたらき」が低下しています。つまり、むくみやすい体質です。
この時期は、カラダの中が水余りになりやすい、余分な水分がたまりやすいのが特徴です。
7〜8月、熱中症予防で水分も多めに取っている方はなおさら、むくみます。

むくみが進行すると
①呼吸器のはたらきが弱くなり、粘膜やお肌がさらに乾燥します。
②腎機能に負担がかかり「カラダを温める力」が弱くなります。
このままですと、秋冬の「冷え症」モードまっしぐらです。

■9月の冷え症対策
・胸からのどにかけての熱がこもる。胃腸の冷えとむくみを解消しよう!
・空気の乾燥から呼吸器を守って、お肌をあたためる力、うるおい力を高めよう!
・「冷え症緩和の基本ツボ」へお灸をすえて「秋のほてり」をおさえ、「冷え暑がり」をやわらげよう!

9月の「冷え」のツボ

  • 陰陵泉(いんりょうせん)
    胸からのどにかけての熱ごもり(=「秋のほてり」)、胃腸の冷えとむくみを解消する

    [ツボのとり方]
    ひざのお皿から下がったところにある出っぱりを探し、ふくらはぎの内側へ指をずらし骨のキワにあるのが陰陵泉です。

    陰陵泉(いんりょうせん)の場所 動画をみる

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    せんねん灸オフ ソフトきゅう 竹生島
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    余分な水分がたまりやすいこの時期むくんでいる時は温熱を感じやすいため、おだやかな温熱のソフトきゅう竹生島がおすすめです。

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  • 太淵(たいえん)
    空気の乾燥から呼吸器を守って、肌をあたためる力、うるおい力を高める

    [ツボのとり方]
    手首の曲がりジワの上、親指側で、触れると動脈の拍動を感じるところが太淵です。

    太淵(たいえん)の場所

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    せんねん灸 レインボー

    東洋医学で「脈診」をとるあたりで皮膚がデリケートな太淵のツボには、台座にくぼみをつけ温熱がやさしく伝わるレインボーがおすすめです。

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冷え性緩和の基本のツボ

  • 熱を作る力が弱い 腎兪(じんゆ)
    カラダの熱を作る働きを高めます。
    部分的に水が溜まって、むくみが増えてくるとカラダは冷えやすく温まりません。カラダの余分な水を外に出して、さらにカラダを温めます。

    [ツボのとり方]
    まずヒジの高さを確認します。
    ヒジと同じ高さで背骨の両脇を親指で押して気持ちよく感じるところが腎兪です。

    腎兪の場所 動画をみる
  • 全身へ熱を行きわたらせる働きが弱い 腰陽関(こしようかん)
    くび、肩、ヒジ、手くび、背骨、股関節、ひざ、足くびなど全身の関節をゆるめます。固くなっていた関節がゆるむとともに、かたよっていた熱を全身にめぐらせます。

    [ツボのとり方]
    両手親指を腰骨のきわにあて、そのまま背骨にむかってスライドしていきます。両手親指と背骨があたったところで、背骨と背骨のあいだのへこみが腰陽関です。

    腰陽関の場所 動画をみる
  • 全身へ熱を行きわたらせる働きが弱い 太渓(たいけい)
    カラダの熱を作る働きを高めます。
    部分的に水が溜まって、むくみが増えてくるとカラダは冷えやすく温まりません。カラダの余分な水を外に出して、さらにカラダを温めます。

    [ツボのとり方]
    内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみが太渓です。

    太渓の場所 動画をみる
  • 3つのツボにおすすめ商品

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    火を使わずはるだけで気持ちよい温熱効果が約3時間。
    衣服の下にはり、そのまま外出もできるので大変便利なお灸です。

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監修:せんねん灸 お灸ルーム 鍼灸師

9月の「冷え」コラム

9月の冷えコラムイラスト

9月の冷え

9月の声をきいて、記録づくめの猛暑も少し落ち着いて、季節はゆるやかに秋に向かっています。

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冷えとり薬膳

冷え症に良い食材 なつめ
OKの食材
なつめ 中国には「1日3個のなつめは医者いらず」ということわざがあります。漢方では「大棗」という生薬として使われています。
「気」と「血」を両方補い、特に女性に大切な「血」を増やし、カラダを温めてくれるので冷え性の改善にも効果があります。
現代の栄養学でも鉄や葉酸などのミネラルが豊富で貧血予防にも効果があります。
また、胃腸を整えて体力を回復するので滋養強壮も期待できます。
しょうがやシナモンなどカラダを温めるものと一緒にお茶にして飲むと温め効果もアップします。
NGの食材
  • 乳製品

    乳製品

    牛乳はカラダに水をひき留めるため、人によっては冷え、むくみの原因になります。

  • 白砂糖

    白砂糖

    むくみやすくなるため、カラダが冷えている人は砂糖のとりすぎに気をつけて。

  • 酸化コレステロールが多く含まれる食材

    酸化コレステロールが多く含まれる食材

    血を汚し、血行を悪くします。インスタントラーメンの麺、加工肉食品、長期保存の焼き菓子など。

  • 冷たい物

    冷たい物

    冷たい物(氷入りの飲み物、食べ物、ビールなど)のとりすぎは、消化器官を冷やし冷えを悪化させます。

  • ごぼう・大根

    ごぼう・大根

    ごぼうは食べすぎるとカラダを冷やします。ごぼう茶も控えめに。
    大根おろしは、食べすぎると冷えがすすみます。加熱したり、切り干し大根はOKです。

監修:薬膳料理 阪口珠未(さかぐち すみ)

冷えとりグッズ

冷えとりグッズ マッサージオイル

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代謝が下がり
お肌は乾燥肌に
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やさしくマッサージ
ほどなくカラダがあたたまり
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