冷え暦12ヶ月

積冷

冷えは積もる 降る雪の如く

冷え暦(ひえごよみ)12ヶ月 積冷(しゃくれい)

11月という月

冬の足音がきこえる

霜月 時雨月 神楽月 小春日和

初時雨 冬木立 木守柿

底冷えで知られる京都では十一月に入ると北山しぐれの季節を迎え、寒さが一気にやってきます。
鴨川の上流に連なる北山はこの季節になると一日中 雲の中に姿を消します。
するとほどなくしてパラパラ降ってくるのが北山しぐれ、そのたびに底冷えは本格的になってきます。
京都の一番北に位置する上賀茂あたりは、底冷えが一段ときびしく すぐき菜は日に日においしくなります。
根菜類は寒くなると糖度がぐんと増します。すぐき菜だけでなくカブラも大根も京野菜は底冷えとともにおいしくなるのです。
すぐき漬になるすぐき菜はカブの一種の固有種、生野菜としてはほとんど流通せず、すぐき漬けのために栽培されています。
十一月に入り底冷えが厳しくなるとこのすぐきの漬込みが始まります。

畑から収穫したすぐき菜は水洗いの後、くさび形に面取りして、葉っぱも一緒に塩漬け、その後 小さな樽に入れてテコの原理を利用し重石をかけて本漬けにします。
本漬けの後はタルごと室に入れ温度をあげ乳酸発酵を促すことですぐき漬けは出来上がります。
樽を開けると独得のアメ色に漬かったすぐき漬けは、上品な甘さの中に乳酸発酵で独得の酸味が特長の京の冬の味が完成します。
1973年、このすぐき漬けの中から全く新しい乳酸菌が発見されました。この植物性の乳酸菌は生命力が強く、免疫力を高める働きや、腸の善玉菌を優位にする働きも認められ近年さまざまな乳酸製品に利用されているのです。
古くは上賀茂神社の社家だけで作られてきたという歴史を持つすぐき漬けは、やはりただものではなかったのです。

11月の冷え

■秋から冬に
冬の気圧配置は「西高東低」。冬は「木枯らし」とともにやってきますが、立冬の前後10日の間に吹くことが多いようです。
気温が下がるにつれて、カラダは自らつくった熱を外に逃さないように、皮膚の血管を収縮させ、引きしめます。
皮膚表面の温度は低くなりますので、日頃から皮膚温が低い方、とくに手足が冷えている方は、冬になるとさらに冷え、場合によっては痛みさえ感じるほどです。
皮膚の血液量が減少すれば、体表よりも深く、比較的太い血管を流れる血液量が増えます。
とくに静脈は筋肉が伸び縮みする運動によって血液が流れてますので、寒さでカラダが縮こまるようになると静脈の停滞が起こります。
足の静脈に滞りが続くと、骨盤内の静脈も停滞するようになり、「骨盤内うっ血症候群」と言われる骨盤内に痛みを感じるようになります。

※「骨盤内うっ血症候群」
慢性に起こる骨盤部の痛みで、骨盤部の静脈が太くなって(拡張して)蛇行し、その部分に血液がたまることで引き起こされます。

■冬の冷えに備え、静脈の流れを良くしておきましょう
冬は1年の中で、もっとも静脈の流れが滞ります。
静脈の停滞は、血液の再生や老廃物の排出も滞り、内臓全体のはたらきを低下させる原因にもなります。
あわせて自律神経のはたらきも乱れ、さまざまな不定愁訴が起こるようになります。手足などの末梢の血流は、自律神経によって調節されていますので、このままだと負のスパイラルから抜け出せません。
本格的な冬の冷えに備え、静脈の流れを良くしておきましょう。

■冬はちぢこまる季節 カラダを動かそう!
「冷え症」の方は、冷えを感じることによって必要以上に縮こまり、固まります。冬は運動量も減りますのでなおさらです。ますます冷えて困ります。
お灸で血行を促すと、筋肉がやわらかくなり関節の可動域が広がります。
お灸でカラダを温め、血のめぐりがよくなったら、カラダを動かしてみましょう。どこでも、いつでも、カンタンにできる運動を。
「お灸で筋活」がおすすめです。
https://www.sennenq-senior.jp/kinkatu/

■11月の冷え症対策
  1 静脈の血行を良くしましょう!
  2 熱をつくる力を高めよう!
  3 お灸の後はカラダを動かそう!

11月の「冷え」のツボ

  • 孔最(こうさい)
    血液の停滞を動かし、冷え、むくみを解消します。
    孔とは穴のこと。鼻、のど、気管など呼吸器の諸症状に。
    症状:鼻炎、のどの腫れ、せき、痔 など
     

    [ツボのとり方]
    ヒジの曲がりジワの親指側と手首をむすんだ線のヒジから1/3下がったところが孔最です。

    孔最(こうさい)の場所 動画をみる

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    せんねん灸の奇跡 ソフト
    せんねん灸の奇跡 ソフト

    冷えや鼻炎、せきのどの痛みにも効果のあるツボ・孔最には煙のでない「せんねん灸の奇跡 ソフト」がおすすめ。煙がでないので、呼吸器の諸症状にも負担をかけずにお灸ができます。

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  • 血海(けっかい)
    血のめぐりをよくし、冷え、むくみを解消します。「血」と関係が深いことから命名されました。うっ血による諸症状に。
    症状:月経痛、膀胱炎、肌荒れ、肌のかゆみ、貧血、痔 など

    [ツボのとり方]
    ひざのお皿の上、内側角にくすり指をおき、指幅3本そろえて、人さし指があたっているところが血海です。

    血海(けっかい)の場所 動画をみる

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    せんねん灸オフ レギュラーきゅう 伊吹
    せんねん灸オフ レギュラーきゅう 伊吹

    寒くなってくると、下肢があたたまらず足先は一日中つめたいことありませんか。血海のツボは血のめぐりをよくするツボ。この季節は少し温熱の高い「せんねん灸オフ レギュラーきゅう 伊吹」がおすすめです。

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冷え性緩和の基本のツボ

  • 熱を作る力が弱い 腎兪(じんゆ)
    カラダの熱を作る働きを高めます。
    部分的に水が溜まって、むくみが増えてくるとカラダは冷えやすく温まりません。カラダの余分な水を外に出して、さらにカラダを温めます。

    [ツボのとり方]
    まずヒジの高さを確認します。
    ヒジと同じ高さで背骨の両脇を親指で押して気持ちよく感じるところが腎兪です。

    腎兪の場所 動画をみる
  • 全身へ熱を行きわたらせる働きが弱い 腰陽関(こしようかん)
    くび、肩、ヒジ、手くび、背骨、股関節、ひざ、足くびなど全身の関節をゆるめます。固くなっていた関節がゆるむとともに、かたよっていた熱を全身にめぐらせます。

    [ツボのとり方]
    両手親指を腰骨のきわにあて、そのまま背骨にむかってスライドしていきます。両手親指と背骨があたったところで、背骨と背骨のあいだのへこみが腰陽関です。

    腰陽関の場所 動画をみる
  • 全身へ熱を行きわたらせる働きが弱い 太渓(たいけい)
    カラダの熱を作る働きを高めます。
    部分的に水が溜まって、むくみが増えてくるとカラダは冷えやすく温まりません。カラダの余分な水を外に出して、さらにカラダを温めます。

    [ツボのとり方]
    内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみが太渓です。

    太渓の場所 動画をみる
  • 3つのツボにおすすめ商品

    火を使わないお灸 太陽
    火を使わないお灸 太陽

    火を使わずはるだけで気持ちよい温熱効果が約3時間。
    衣服の下にはり、そのまま外出もできるので大変便利なお灸です。

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監修:せんねん灸 お灸ルーム 鍼灸師

11月の「冷え」コラム

11月の冷えコラムイラスト

寒冷順化

寒くなってくるとカラダも寒さに立ち向かう準備が必要です。
そのためにカラダには数日から数週間かけて、寒冷順化という寒さにカラダを慣らしていく機能があり、その働きでカラダは冬仕様に変わります。

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冷えとり薬膳

冷え症に良い食材 にんにく
OKの食材
にんにく 滋養強壮や疲労回復に効果のあるにんにく。
「気・血」をめぐらせカラダを温め、五臓の機能を活性化する働きがあります。
香り成分のアリシンは、強い殺菌効果や新陳代謝をアップし、血行を良くする効果があります。
加熱することでアリシンがアホエンとスコルジニンに変化し、血液をサラサラにし末梢血管を拡張することでカラダの隅々まで血液がいきわたり、冷え性を改善します。
また、カラダを温めることで免疫力が高まり風邪やインフルエンザに感染しにくくなります。
NGの食材
  • 乳製品

    乳製品

    牛乳はカラダに水をひき留めるため、人によっては冷え、むくみの原因になります。

  • 白砂糖

    白砂糖

    むくみやすくなるため、カラダが冷えている人は砂糖のとりすぎに気をつけて。

  • 酸化コレステロールが多く含まれる食材

    酸化コレステロールが多く含まれる食材

    血を汚し、血行を悪くします。インスタントラーメンの麺、加工肉食品、長期保存の焼き菓子など。

  • 冷たい物

    冷たい物

    冷たい物(氷入りの飲み物、食べ物、ビールなど)のとりすぎは、消化器官を冷やし冷えを悪化させます。

  • ごぼう・大根

    ごぼう・大根

    ごぼうは食べすぎるとカラダを冷やします。ごぼう茶も控えめに。
    大根おろしは、食べすぎると冷えがすすみます。加熱したり、切り干し大根はOKです。

監修:薬膳料理 阪口珠未(さかぐち すみ)

冷えとりグッズ

冷えとりグッズ ぽかぽか薬膳茶

ぽかぽか薬膳茶

肌寒さが身にしみる季節
冷えでのお悩みには
カラダの中からポカポカ温まる
薬膳茶がおすすめです
薬膳茶は中国では「薬茶」と呼ばれ
茶や葉、茎、くだもの、木の実などの
養生食材を季節や症状に合わせてブレンドしたお茶

冷えには
ジンジャー、なつめ、黒豆など
カラダを温める食材が
たっぷりのものがおすすめです。

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