冷え暦12ヶ月

積冷

冷えは積もる 降る雪の如く

冷え暦(ひえごよみ)12ヶ月 積冷(しゃくれい)

10月という月

秋天一碧

神無月 時雨月 雷無月 秋日和

草もみじ 鵙の高鳴き 秋深し

秋にずれ込んだ猛暑も10月に入りめっきり秋らしくなってきました。
万緑というコトバもある通り春から夏にかけて野山を支配してきた樹々の緑は秋の声をきいて次々と色づきはじめています。

アウトドアライフのバイブルとも呼ばれる「森の生活」の名著で知られるアメリカの作家であり、詩人ソローはウオールデン湖畔での自然を見つめた生活の中で「きらめく秋の色は赤と黄色そしてこの2色が織りなすさまざまな色あいと影からなりなっている…」と

気温が8℃以下になると紅葉が始まるといわれています。落葉樹は気温が下がり、日照時間が短くなりはじめると、葉への栄養補給がとまります。

その結果、葉の緑色の色素クロロフィルが分解され、黄色の色素カロテノイドがあらわれると葉は黄色く色づきます。
つづいて赤色の色素アントシアニンが強くなってくると紅葉が始まるのです。

秋を迎えていち早く色づくのは桜、そして柿、イチョウ、ブナ、カラマツ、ハゼノキなどなどにオーバーラップして主役のもみじが紅葉し、山装うのコトバの通り野山から街路樹まで競うかのように色づき秋を彩るのです。

高雄 嵐山 大原 東山…紅葉の名所がめじろ押しの京都。
三方を山に囲まれた盆地で夏は暑く冬は底冷えという寒暖差、そして街中を鴨川が流れ水にも恵まれた環境が京都を世界に知られ紅葉の名所にしているのです。
コロナの秋、早くも桜の葉先は色づきはじめています。


10月の冷え

■秋の特徴
秋の深まりとともにカラダは冬支度を始めます。気温が低くなる冬に向けて、カラダを温める力を高めます。
「カラダを温める力」とは、栄養分であるエネルギーを燃やして熱をつくる力のこと。

エネルギーが効率よく燃えるためには新鮮な空気、酸素が必要です。
新鮮な空気、酸素は鼻から吸って気管、気管支、肺をとおって体内に取り込まれます。
秋は空気が乾燥してくるので、その変化に敏感に反応する呼吸器を良い状態にしておくことが大切です。

■冬支度がスムーズに進まない原因は「お腹の冷え」です。
この時期は「実りの秋」でもあり、一年のうちでも豊富な食べものに恵まれます。ついつい食べすぎてしまいますね。

平均気温は5月の初夏同様ですので、日中の最高気温は20℃を超えます。
そのため、まだまだ生ものや冷たいものが欲しくなります。

夏の間の生ものや冷たい食べものでお腹を冷やした方が、お腹の冷えをかかえたままであったり、秋になり食べすぎでお腹を冷やしてしまったりすると、お腹の冷えが原因で胸に熱が集まり、肺や気管支、気管に熱がこもり、「空咳(からぜき)」が出たり、痰(たん)がからまりやすくなったりします。 いわゆる「風邪」をひいた状態です。

この状態になると「冷えのぼせ」が起きます。
せっかく熱をつくる力を高めても、胸に熱が集まってしまい、「めまい」「耳鳴り」「鼻づまり」「首こり」「肩こり」「寝違い」「頭痛」などさまざまな症状が出やすくなります。

■「お腹の冷え」を解消しましょう
今私たちの生活は、季節を問わず冷たい食べものや飲みものを口にします。
その結果カラダに冷えを蓄積つづけていることになります。
「積冷」読んで字のごとく、現代人はカラダの奥底に冷えが積もるように蓄積しているのです。

「お腹の冷え」が体調不良の大きな原因になっています。
胃腸、とくに腸の動きに滞りがあると、足の土踏まずの筋肉が硬く張っていたり、コリがあったりして、指圧すると圧痛を感じます。
土踏まずの血行を良くして、筋肉の張り、コリをゆるめると、胃腸が動きはじめます。

冷えた胃腸を温めるツボ「公孫(こうそん)」にお灸をしましょう。
「お腹の冷え」をが改善できると、さまざまな症状もやわらぎます。
冬から春にかけてつらくなる「花粉症」もしかりです。

冬を迎える(立冬)前に、まず「お腹の冷え」を解消しましょう。

■10月の冷え症対策
①「お腹の冷え」を解消しよう!
②冷えのぼせを解消しよう!
③熱をつくる力を高めよう!

10月の「冷え」のツボ

  • 手三里(てさんり)
    お腹の動きを促して消化を促します。
    症状:お腹の張り、胃もたれ、お腹の痛み、歯茎のはれ痛み、顔のむくみ、目の諸症状など
     

    [ツボのとり方]
    ヒジを曲げた時にできるシワに人さし指をおき、指幅3本。くすり指があたっているところです。

    手三里(てさんり)の場所 動画をみる

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    せんねん灸 レインボー
    せんねん灸 レインボー

    「せんねん灸 レインボー」は温熱がゆるやかですが、施灸は一日3個までに、それでも温熱を感じない時は、次の日にまた施灸するのが効果的です。腸の働きをととのえるために毎日のお灸がおすすめです。

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  • 公孫(こうそん)
    お腹と腸の動きを促し、熱をつくる力を高め、胃腸の冷えを解消します。冷えのぼせをやわらげます。
    症状:消化不良、下痢、便秘、痔、むくみ、精神不安、不眠など

    [ツボのとり方]
    足の親指のつけ根にあるふくらみと、内くるぶしのななめ前にある骨のでっぱりのあいだで、もっともへこんでいるところです。

    公孫(こうそん)の場所

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    せんねん灸の奇跡 ソフト
    せんねん灸の奇跡 ソフト

    「せんねん灸の奇跡 ソフト」は温熱レベルが5段階の下から2つのレベルでゆるやかですが、もぐさを炭化したことで温熱時間が長くつづきます。足のツボ「公孫」にはおすすめのお灸です。

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冷え性緩和の基本のツボ

  • 熱を作る力が弱い 腎兪(じんゆ)
    カラダの熱を作る働きを高めます。
    部分的に水が溜まって、むくみが増えてくるとカラダは冷えやすく温まりません。カラダの余分な水を外に出して、さらにカラダを温めます。

    [ツボのとり方]
    まずヒジの高さを確認します。
    ヒジと同じ高さで背骨の両脇を親指で押して気持ちよく感じるところが腎兪です。

    腎兪の場所 動画をみる
  • 全身へ熱を行きわたらせる働きが弱い 腰陽関(こしようかん)
    くび、肩、ヒジ、手くび、背骨、股関節、ひざ、足くびなど全身の関節をゆるめます。固くなっていた関節がゆるむとともに、かたよっていた熱を全身にめぐらせます。

    [ツボのとり方]
    両手親指を腰骨のきわにあて、そのまま背骨にむかってスライドしていきます。両手親指と背骨があたったところで、背骨と背骨のあいだのへこみが腰陽関です。

    腰陽関の場所 動画をみる
  • 全身へ熱を行きわたらせる働きが弱い 太渓(たいけい)
    カラダの熱を作る働きを高めます。
    部分的に水が溜まって、むくみが増えてくるとカラダは冷えやすく温まりません。カラダの余分な水を外に出して、さらにカラダを温めます。

    [ツボのとり方]
    内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみが太渓です。

    太渓の場所 動画をみる
  • 3つのツボにおすすめ商品

    火を使わないお灸 太陽
    火を使わないお灸 太陽

    火を使わずはるだけで気持ちよい温熱効果が約3時間。
    衣服の下にはり、そのまま外出もできるので大変便利なお灸です。

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監修:せんねん灸 お灸ルーム 鍼灸師

10月の「冷え」コラム

10月の冷えコラムイラスト

その秋バテ気象病かも

さわやかな10月ですが、女性が冷えを本格的に実感しはじめるのは10月といわれています。

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冷えとり薬膳

冷え症に良い食材 かぼちゃ
OKの食材
かぼちゃ 冬至にかぼちゃを食べる習慣があります。寒い季節に食べるのは薬膳からみても理にかなっています。
血行を促進してカラダを温める作用があり、冷え性の改善に効果があります。
胃腸の働きを高めて「気」を補う働きもあり疲労回復にも効果があります。
また、ビタミンEも豊富で毛細血管を広げ血流をよくする作用があります。冷えの原因は「気」や「血」のめぐりがとどこおって起こるので、カラダの中からのケアも大切です。
種や種のまわりのワタの部分にも栄養が含まれているので、できるだけ捨てずに食べましょう。
NGの食材
  • 乳製品

    乳製品

    牛乳はカラダに水をひき留めるため、人によっては冷え、むくみの原因になります。

  • 白砂糖

    白砂糖

    むくみやすくなるため、カラダが冷えている人は砂糖のとりすぎに気をつけて。

  • 酸化コレステロールが多く含まれる食材

    酸化コレステロールが多く含まれる食材

    血を汚し、血行を悪くします。インスタントラーメンの麺、加工肉食品、長期保存の焼き菓子など。

  • 冷たい物

    冷たい物

    冷たい物(氷入りの飲み物、食べ物、ビールなど)のとりすぎは、消化器官を冷やし冷えを悪化させます。

  • ごぼう・大根

    ごぼう・大根

    ごぼうは食べすぎるとカラダを冷やします。ごぼう茶も控えめに。
    大根おろしは、食べすぎると冷えがすすみます。加熱したり、切り干し大根はOKです。

監修:薬膳料理 阪口珠未(さかぐち すみ)

冷えとりグッズ

冷えとりグッズ 冷えとり靴下

冷えとり靴下

朝、晩はめっきり涼しくなりました。
足許から冷えるという人が増えてきます。
この季節、保温性があり、履いている間半身浴をしているような効果があるといわれる冷えとり靴下がおすすめ
まず、シルク素材の5本指を履きその上に綿(ウール)、交互重ね履きします。
足許をあたためることで上半身の温度差をなくし「気」が「血」の流れをよくしましょう。

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