冷え暦12ヶ月

積冷

冷えは積もる 降る雪の如く

冷え暦(ひえごよみ)12ヶ月 積冷(しゃくれい)

3月という月

花ひらく

弥生 仲春 早花咲月 春彼岸

春一番 水温む 山笑う

3月という月は季節の移り変わりが激しく、想定外の出来事もしばしば。
月の始めの頃は春とは名ばかり、突然の寒波におどろいたり、今日は4月上旬の気候といわれていても夜になって10℃も気温が下がってとまどうことも。
日本の四季にあわせた暮らしの暦 二十四節気では3月は「雨水」「啓蟄」とつづきます。雨水は雪が雨に変わるとともに、冬の間 乾燥していた土が雨でやわらかくなり、植物の芽ばえの準備がすすむとき。
啓蟄は、土の中で冬眠していた虫たちも目ざめるときとしています。
長塚節の名作「土」には「春は空から そして土からかすかに動く」とありますが、大地にぬくもりが届いてこそ、春ははじまるのです。
煙のように降るとよく言われる春の雨はやさしくしとしと降り、大地をあますことなくあたためます。
雪国では雪がとけはじめると、やっと待ちに待った期待の春が訪れます。雪の中から顔を出す黒々とした土は春の証しなのです。
この大地に春を届ける役割をになうのが春の雨です。
“春雨じゃ、ぬれて行こう”という芝居のセリフもある通り、やわらかく降りつづく春の雨は四季の雨の中で日本人が最も親しみを持ってきた雨なのです。

一雨ごとにつぼみをふくらませる雨は花の雨、花や樹々に養分を届けることから養花雨とも呼ばれてます。又、甘雨、慈雨、そして開花をうながす催花雨とさまざまな呼びかたがある通り、いかに日本人が昔から芽生えを待ち花の咲く春を待っていたのかが伝わってきます。
   春雨や蓬をのばす艸の道  芭蕉

3月の冷え

春になると木々が芽吹き、花を咲かせます。
地面から草がすくすくと生え、伸びていきます。

冬の間目に見えないところで蓄えていた生命力を外へ向け、上へ向けて発散し始めます。
冬の間、内にこもりがちだったカラダとココロも、春の訪れとともに外向的になり、寒さから身を守るためにカラダの中に留めていた熱も、体の外へ向かって発散されます。
気温と湿度が高くなってくるので、皮膚、粘膜の毛細血管が開き血行が良くなって、緊張がゆるみ、カラダ全体が温かくなり、熱の移動が活発になります。

「冷え症」の方は、この熱の移動がスムーズにできないために、陽気が盛んになる春になっても相変わらず冷えを感じ、場合によっては冬以上に冷えをつらく感じる方もいらっしゃいます。
「春が苦手」な方は、熱の移動がスムーズではなく、部分的に熱を帯びて暖かく、もしくは暑くなり、それとは対照的に部分的な冷えを感じます。

春先に熱の移動がうまくいかないと、
・頭痛・眼精疲労・めまい・耳鳴り・歯茎の腫れ・首のコリ・肩のコリ
など、おもに胸から上に不快症状が起きやすくなるのが特徴です。

また、熱が胸や頭に集まりやすくなるので、「胸がモヤモヤする、イライラする」「頭がカッカする」など、感情的になりやすくなりなったり、反対に「頭がボーッとする、フラフラする」など「頭の中が白くなる」など、ものごとが考えられなくなったりもします。
3月の天気のように、怒って熱くなったかと思うと、気持ちが落ち込んで冷えてしまう。というような方もいらっしゃいます。

3月の「冷え」のツボ

  • 太衝(たいしょう)
    カラダとココロの緊張をゆるめ、体熱の移動をスムーズにして熱と冷えのかたよりを改善し「冷え症」を改善しましょう。

    [ツボのとり方]
    足の甲の親指と人さし指の骨が交わるところからやや指先よりのへこみが太衝です。

    太衝(たいしょう)の場所 動画をみる

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    せんねん灸オフ ソフトきゅう竹生島
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    足の甲は比較的温かさを感じやすいため、おだやかな温熱が特長のソフトきゅうがおすすめです。また温熱を感じやすい方、皮膚の弱い方、敏感肌の方のご使用にもおすすめです。

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  • 外関(がいかん)
    カラダとココロの緊張をほぐして、深い呼吸を促し、自律神経を整えて「冷え症」を改善しましょう。

    [ツボのとり方]
    手の甲を上にして、手首にくすり指をおき、指幅3本そろえて人さし指があたるところが外関です。

    外関(がいかん)の場所 動画をみる

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    せんねん灸 香りセレクト4
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    良質のもぐさに天然の香り成分を配合、やさしい温熱でめぐりをよくし香りで心もリラックス。 くだもの、はな、緑茶、香木の4種の香りが楽しめます。

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冷え性緩和の基本のツボ

  • 熱を作る力が弱い 腎兪(じんゆ)
    カラダの熱を作る働きを高めます。
    部分的に水が溜まって、むくみが増えてくるとカラダは冷えやすく温まりません。カラダの余分な水を外に出して、さらにカラダを温めます。

    [ツボのとり方]
    まずヒジの高さを確認します。
    ヒジと同じ高さで背骨の両脇を親指で押して気持ちよく感じるところが腎兪です。

    腎兪の場所 動画をみる
  • 全身へ熱を行きわたらせる働きが弱い 腰陽関(こしようかん)
    くび、肩、ヒジ、手くび、背骨、股関節、ひざ、足くびなど全身の関節をゆるめます。固くなっていた関節がゆるむとともに、かたよっていた熱を全身にめぐらせます。

    [ツボのとり方]
    両手親指を腰骨のきわにあて、そのまま背骨にむかってスライドしていきます。両手親指と背骨があたったところで、背骨と背骨のあいだのへこみが腰陽関です。

    腰陽関の場所 動画をみる
  • 全身へ熱を行きわたらせる働きが弱い 太渓(たいけい)
    カラダの熱を作る働きを高めます。
    部分的に水が溜まって、むくみが増えてくるとカラダは冷えやすく温まりません。カラダの余分な水を外に出して、さらにカラダを温めます。

    [ツボのとり方]
    内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみが太渓です。

    太渓の場所 動画をみる
  • 3つのツボにおすすめ商品

    火を使わないお灸 太陽
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    火を使わずはるだけで気持ちよい温熱効果が約3時間。
    衣服の下にはり、そのまま外出もできるので大変便利なお灸です。

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監修:せんねん灸 お灸ルーム 鍼灸師

3月の「冷え」コラム

3月の冷えコラムイラスト

三寒四温

春は三寒四温の季節といわれます。
例えば寒い日が三日つづき、その後暖かい日が四日つづく。
この寒暖のくり返しはやがて、暖かい日が多くなって本格的な春となるのです。

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冷えとり薬膳

冷え症に良い食材 陳皮
OKの食材
陳皮 陳皮とは、うんしゅうみかんの皮を乾燥させたもので、漢方薬の原料としても使われています。
日本では七味唐辛子などに使われていますね。みかんの皮にはたくさんの栄養素が含まれていて、血行促進、冷え改善、消化不良を解消、風邪によるのどの炎症を抑える、肝機能を高めるなどの効果があります。
リモネン・リナロールなどの香り成分はリラックス効果、鎮静効果もあり、ストレスを感じたときや、緊張したときに冷えを感じやすい「気」のめぐりが悪くなりやすい人にはおすすめの食材です。
3月になると、いろいろな柑橘も出回るので、重曹で洗ってから天日干しにして、お茶やスープに入れたりして使ってみてくださいね。
NGの食材
  • 乳製品

    乳製品

    牛乳はカラダに水をひき留めるため、人によっては冷え、むくみの原因になります。

  • 白砂糖

    白砂糖

    むくみやすくなるため、カラダが冷えている人は砂糖のとりすぎに気をつけて。

  • 酸化コレステロールが多く含まれる食材

    酸化コレステロールが多く含まれる食材

    血を汚し、血行を悪くします。インスタントラーメンの麺、加工肉食品、長期保存の焼き菓子など。

  • 冷たい物

    冷たい物

    冷たい物(氷入りの飲み物、食べ物、ビールなど)のとりすぎは、消化器官を冷やし冷えを悪化させます。

  • ごぼう・大根

    ごぼう・大根

    ごぼうは食べすぎるとカラダを冷やします。ごぼう茶も控えめに。
    大根おろしは、食べすぎると冷えがすすみます。加熱したり、切り干し大根はOKです。

監修:薬膳料理 阪口珠未(さかぐち すみ)

冷えとりグッズ

冷えとりグッズ ゆるゆるルーズソックス

ゆるゆるルーズソックス

冷えとりグッズといえば
まずあげられる
あったかソックス

気をつけたいのは
足首をしめつけないこと
冷えとりソックスは
血のめぐりをよくするためですから。
足首ゆるーく ルーズがおすすめ。

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